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発達障害と子育て

2025年1月8日

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感情コントロールができない子供の特徴は?必要な支援も併せて解説
感情コントロールができない子供の特徴は?必要な支援も併せて解説

発達障害等に関する学びや情報交換の場になることを願って投稿させて頂きます。今日のトピックは「感情コントロール 支援」についてです。

子供がすぐに感情的になるなど、感情のコントロールができない点について、悩んでいる方もいるかもしれません。感情のコントロールができない子供にはいくつかの特徴があり、適切な支援を行うことで、落ち着く場合があります。

この記事では、感情のコントロールができない子供の特徴や必要な支援について紹介します。我が子が感情コントロールが難しくて困っている方、適切な支援を受けさせてあげたい方はぜひ最後までご覧ください。

感情のコントロールができない子供の特徴

感情のコントロールができない子供には共通する特徴が大きく2つあります。

  • 感情と言葉が上手く結びつかない
  • 自分が今どんな感情なのかわからない

それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。

そもそも子供は感情コントロールが苦手

特徴を紹介する前の前提として、どんな子供でも大人と比べると感情のコントロールが苦手な場合が多いです。小さい子供が泣きわめいたり癇癪を起こしたり、そんな様子を見たことがある方もいるでしょう。

多くの子供は、成長と共に、少しづつ感情をコントロールするすべを身に付けて、泣きわめいたり癇癪を起したりすることが少なくなります。

ただなかには、成長しても感情のコントロールが苦手な子供がいます。そういった子供には見守りだけではなく適切な支援が必要かもしれません。

特徴1.感情と言葉がうまく結びつかない

感情と言葉の結びつきは、親との関わりのなかで教わることが多いです。子供が笑っていると「うれしいんだね」と声掛けをすることもあるのではないでしょうか。このような声掛けをすることで、今の気持ちが「うれしい」と感情と言葉が結びつくようになります。

ただ、感情と言葉が結びついていない場合、自分の気持ちをうまく伝えられずイライラとして泣きわめいたり癇癪を起してしまったりする場合があります。

ここで注意すべきなのが、感情と言葉が上手く結びつかないからといって、親子のかかわりが不十分だとは限りません。親子のかかわりが十分だったとしても、子供の特徴として感情と言葉がうまく結び付けられない子供もいます。

特徴2.自分が今どんな感情なのかわからない

悲しい、むかつくなどの感情が理解できず、自分が今どんな感情なのかわからない子供もいます。そうすると、どうすればこのむしゃくしゃするこの気持ちが治まるのかわからず、癇癪を起すなど騒いでしまう場合があります。

感情が分からない子供は以下に当てはまることが多いです。

  • 発達障害があり自分の感情に向き合うのが苦手
  • 学習不足で語彙力に乏しく感情と言葉が結びつかない
  • 親から十分に感情や気持ちに寄り添って貰えなかった

これらに当てはまるからといって、ずっと感情をコントロールできないわけではありません。のちに紹介する「感情コントロールができない子供への支援」を受ければ、上手に感情表現できるようになるでしょう。

感情コントロールが苦手な子供は発達障害の可能性が

発達障害にはさまざまな特性がありますが、感情のコントロールが苦手といった部分も発達障害の特性の1つです。そのため、大きくなっても感情のコントロールが苦手な場合、発達障害の可能性も視野に入れるとよいでしょう。発達障害のなかでも特に自閉スペクトラム症や注意欠陥・多動(ADHD)の可能性があります。

ただ、注意すべきは「感情のコントロールができない=必ず発達障害ではない」といった点です。発達障害とは別の理由で感情のコントロールが苦手なだけかもしれません。

もし、我が子が感情のコントロールが苦手な場合、発達障害と決めつけるのではなく、専門機関へ相談し、診断を受けるようにしましょう。

感情コントロールができない子供への支援

感情のコントロールができない・難しい子供への支援には、大きく2つあります。

  • 自分の感情を知る
  • 感情を表現する練習をする

それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。

自分の感情を知る

まずは自分の感情に目を向けて、「今自分はどんな気持ちなのか」「どんな感情を抱えているのか」に気付けるように支援しましょう。具体的には以下の通りです。

  • 感情を表す言葉を増やす
  • 自分のなかの感情に気付く
  • 感情と言葉のアウトプット

自分の感情が分からない子供は、自分の感情に関心が少ない場合があり、抽象的な言葉が苦手な場合が多いです。そのため、「あの時どんな気持ちだったか」と過去を振り返って感情を考えるのは難しいかもしれません。

笑ったときには「いま楽しいのね」、泣いたときには「いま悲しいのね」と今の感情を言葉で伝えてあげるとよいでしょう。

感情を表現する練習をする

自分の感情について知れたら、次は感情を表現できるように支援しましょう。具体的には以下の通りです。

  • まずはポジティブな感情を表現する
  • ゲームなどを用いて感情と言葉をより強く結びつける
  • 感情を相手に伝える

感情には大きく、ポジティブとネガティブがありますが、悲しい・怒りのようなネガティブな感情のときに落ち着て自分の感情に向き合うのは難しいです。そのため、初めは嬉しい・楽しいといったようなネガティブな感情を言葉として表現する練習を行いましょう。

最近はテーブルゲームで感情を表現するものなどが販売されているので、取り入れてみてもよいかもしれません。

まとめ

この記事では、感情のコントロールができない子供の特徴や必要な支援について紹介しました。前提として、どんな子供でも大人と比べると感情のコントロールが苦手な場合があります。

感情コントロールができないからといって発達障害とは限りません。あれ?と思ったら決めつけるのではなく、まずは専門機関で診断を受けましょう。

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